SIGMA APO TELE MACRO 400mm F5.6 HSM

SIGMA APO TELE MACRO 400mm F5.6 HSM

主要性能
レンズ構成 7群10枚
絞り羽根枚数 9枚
最小絞り F32
画角 水平 5°10′/ 垂直 3°30′/ 対角 6°10′
最短撮影距離 1.6m
最大撮影倍率 0.33倍
フィルター径 φ77mm
最大径 x 長さ φ92.5 x 260.0mm
質量 1,545g
発売年月 1997年(平成9年)4月
価格 145,000円(フード組込式・ケース付)

 2001年に販売終了となった400mm単焦点レンズです。中古で購入したのですが、EOSー10Dに装着してシャッターを切ってみたところ、カメラの液晶部にError99という表示が出てシャッターが切れないという不具合が発生しました。EOS-1Nに着けると全く問題ないのに、EOS-10Dに着けると絞り開放なら使えるのですが、ちょっとでも絞るとシャッターが切れないのです。最初故障品なのかと思いましたが、ネットで調べたところ、EOS-7以降の新しいカメラに装着する場合は、レンズ内のROMを交換しないと使えないということが判明しました。すぐにメーカーにROM交換してもらったので今は全く問題ありません。保証期間などはとっくに切れていたはずですが、ROM交換はなんと無料でやってくれました。シグマは不具合の対応が非常に良いようです。

 400mm単焦点レンズの最短撮影距離は、2〜3.5mのものが多い中、このレンズはなんと1.6mまで寄ることができます。最大撮影倍率は0.33倍です。レンズ名にMACROとついていますが、このネーミングはダテではないのです。

 ここ数年のシグマはかなり意欲的に商品を開発しているようで、新技術を取り入れた魅力的な商品がたくさんあると思います。それはこの400mmレンズにも言えることです。このレンズはHSMという超音波モーターを採用しており、これはキヤノンで言うところのUSMに似た方式です。レンズメーカーで超音波モーター採用のレンズを発売しているのは未だにシグマだけです。シグマからは近いうちに手ブレ補正機能を搭載したレンズも発売されるようです。今後も引き続きシグマには新しい技術を取り入れた商品をどんどん開発していただきたいです。

 さて、話をこのレンズに戻します。現在のHSMはより改良されていると思いますが、このレンズのHSMは初期設計のものであるため、キヤノンのUSMを無音と表現するのであれば、このレンズは静音という表現がふさわしいかと思います。若干動作音が残りますし、動きも荒っぽい感じでギクシャクしています。とは言っても電動モーターのレンズとは比較にならないくらい静かで速いです。開放でも周辺光量落ちはほとんどなく、シャープな写りです。組込み式フードであることの宿命ですが、フードが短いのが気になります。これだけ短いとフードの意味があまりないように思えます。デジタル一眼レフに装着するのなら、なおさらです。先日まで飛行機を撮影する時のメインレンズとして使っていましたが、サンニッパやEF70-200mmF2.8ISを手に入れてからは、確実に出番が減ってしまいました。もっと使ってあげないと・・・。